あかつきぃ(泣)

金星探査機「あかつき」の金星観測に適した周回軌道への再投入は不可能になりました。

あかつき、エンジンで金星軌道投入断念 推進力得られず

前回の話はこちら

残念ながらあかつきは金星観測に最適な軌道への再投入は不可能になっていまいました。
あかつきの軌道制御エンジンの噴射実験から、破損していることがわかりました。
これにより、当初予定していた1周30時間の観測ではなく、1周90日、しかも遠くからの観測となる予定です。
観測できるデータも限られるため、金星の幾つかの謎に解明に役立てられるのか非常に気になりますね。

金星と地球は誕生当時は同じ姿だったと考えられています。
しかし今は、金星の地表ではは90気圧、そして硫酸の雨が降っています。
どうしてそんな違いが出たのかを金星の気象衛星として観測する予定でした。

今後の予定では、推進力の弱いエンジンで別の軌道から観測をする予定です。
得られるデータは限られると思いますが、ここは日本の技術力でカバーして欲しいですね。
「はやぶさ」が困難を乗り越えた時のように。


イカロス

金星探査機「あかつき」が2010年5月21日に打ち上げられましたが、探査機を打ち上げるときに、ロケットの空いているスペースを利用して、民間企業や大学が開発した小型衛星を相乗りさせることが最近多くなっています。今回のあかつき打ち上げに相乗りした衛星の中に宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した「イカロス」があります。

イカロスの原動力は「光」。光と言っても電気に変えて動力を得るのではなく、ヨットのように帆を広げて光を受けて進みます。私たちは光を受けると「まぶしい」と感じますが、「押されている」とは感じませんので、光を受けて動力を得るということをすぐに信じることはできないかもしれません。

JAXAは2010年7月9日、イカロスが太陽の光を帆に受けて加速することに成功したと発表しました。14メートル四方の帆に1カ月間浴び続けた光の力で、秒速約10メートルの速度変化を確認したそうです。
光の力は極めて弱く、イカロスがうけた力は「0.114グラム重」の力です。1円玉の10分の1ほどのものを手のひらに乗せたのと同じ力です。いかに弱い力なのかが理解できます。それを1ヶ月間受け続けた重さ300キログラムのイカロスは秒速10メートル速度を変化させ、まさに「塵も積もれば山となる」わけです。

このように、太陽光が押す力を利用して進む帆のことを「ソーラーセイル」といいます。ソーラーセイルによる飛行の構想は実は100年前から存在していました。ずっと実現していなかった理由は、軽くて丈夫な帆の素材がなかったからです。
光の力を受けて効率よく進むためにはできるだけ薄いほうがいいわけです。しかし、強烈な紫外線や、急激な温度変化に耐えられるような薄くて丈夫で大きな面積の帆を開発することがこれまでできませんでした。
しかし、ここ10年ほどの技術の進歩でそれを可能にする膜が開発されました。イカロスの帆の厚さは「0.0075ミリ」で、髪の毛の太さの10分の1ほどの厚さです。宇宙空間の強い放射線にも10年以上耐える設計だそうです。

アメリカもソーラーセイルの開発を行っていましたが、過去3回打ち上げに失敗するなど開発が難航してきただけに各国の関心も高く、アメリカの新聞では「はやぶさ」とともに「ウォークマンを発明した国が、テクノロジーの開拓者のイメージを取り戻した」と報じていました。英BBCテレビでは「日本、帆の展開に成功」と伝え、打ち上げ時に折りたたまれた帆の広げ方まで図解で詳報。「オリガミヨット」と巧みさをたたえた英情報誌もあったそうです。

ソーラーセイルの最大のメリットは燃料がいらないことです。「はやぶさ」で使われたイオンエンジンは電力を使ってイオンを加速させる装置で、比較的少ない燃料で飛行することができ、電力が多く供給できれば加速するという特徴を持っています。この2つを合わせた探査機が2010年代後半に予定されています。このようなエコな探査機が今後も開発され、日本の「エコ技術」を示す手段としても注目されそうです。


あかつき

日本初の金星探査機「あかつき」が5月21日に種子島宇宙センターから打ち上げられました。金星は厚い雲に覆われていて、謎に包まれた天体です。半年かけて金星に到着後、2年以上にわたって気象情報を観測する予定でした。

ところが12月7日金星に到着後、金星の周りを回る軌道に乗るために逆噴射したところ、逆噴射が正常に行われず、十分な減速ができなかったため金星の周りを回る軌道に乗ることができませんでした。原因は燃料を供給する配管の逆流を防ぐ弁が詰まったことだとわかりました。この弁は地上から操作できない仕組みになっていて、今後この弁が正常に作動するための方法がないかという地上での実験が行われます。

現在あかつきは太陽の周りを回っていて、次に金星に接近するのは6年後であり、トラブル直後の会見では6年後に逆噴射をする予定でした。しかし、エンジンが破損している可能性もあるので、前もって減速をしながら金星に接近する計画が検討されています。この計画だと5年後になる予定です。

去年帰還したはやぶさもトラブル続きでしたが、イトカワからの隕石も持ち帰ることができたので、あかつきも何とか困難を乗り越えてもらいたいですね。

ところで、あかつきの主な計画について話したいと思います。
金星は地球のすぐ内側をまわる惑星です。地球とほとんど同じ大きさなので、兄弟星と言われていますが、金星の地表では90気圧、気温も460度と似ても似つかない環境です。高温になっているのは、金星の大気の96%を占める二酸化炭素による温室効果がはたらいていると考えられています。ちなみに地球の大気の二酸化炭素の占める割合は0.0038%ですが、金星は超温暖化が進んだ地球の姿なのかもしれません。

金星と地球は誕生直後は同じ姿だと考えられていますが、どこでその運命を分けたのかを、金星を調べることで明らかにしたいと考えています。

金星の自転速度は赤道上で「時速6.5キロ」と人が歩くのと同じくらいの速さで、しかも地球とは自転方向が逆向きで回転しています。従来の気象学では自転がゆっくりであれば大気の運動は地面との摩擦によって自転と大差ない速さに落ち着くと考えられていますが、金星の大気は自転と同じ方向に時速360キロというとてつもない速さで回転しています。これを「スーパーローテーション」といいますが、あかつきはこのスーパーローテーションのメカニズムを解明する大きな任務を背負っています。
さらに、金星の気象情報を研究し、地球や他の惑星の気象情報から、すべての惑星の気象を説明する「比較惑星気象学」という学問を構築する計画もあります。そういう研究が進めば、地球で起こっている洪水や干ばつなどの異常気象の説明や、火星でしか起こらない気象の説明もできるかもしれません。

厚さ20キロの硫酸の雲もなぜできるのか?金星の雲の中でも雷が起こるのか?…
金星の謎に迫るあかつきの計画がうまくいくように応援したいと思っています。


微粒子!!

以下はAsahi.comから

宇宙航空研究開発機構は16日、探査機「はやぶさ」が持ち帰ったカプセル内の微粒子が、小惑星「イトカワ」のものだったと発表した。すでに見つかっていた約1500個の微粒子ほぼすべてで、成分が地球のものと明らかに違い、イトカワを観測して判明していた成分と一致したことがわかったという。はやぶさは、月以外の天体に着陸し、帰還しただけでなく、小惑星の物質を世界で初めて持ち帰る快挙を成し遂げた。

(以上ここまで)
以前もはやぶさの記事を書いたが、なぜ3億キロはなれた小惑星イトカワまでサンプルを採取しに行かないといけないのか…。
太陽系が誕生するシナリオは、隕石が衝突して小惑星ができ、さらに小惑星同士が衝突して惑星が誕生したと考えられている。隕石はコンドライトと呼ばれる粒子でできているが、地球上にある普通のコンドライトと同じスペクトルをもつコンドライトが小惑星にはほとんど存在していない。つまり、当時地球を作るのに余った小惑星たちが残っていないとなると少し不自然なのだ。
今後の成分の分析によって太陽系誕生の謎に迫ることができるでしょう。


微粒子

以下はYahoo!ニュースを私がまとめたものです。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は7月7日、小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰ったカプセルから、微粒子を回収し、記録し始めたと発表した。採取容器の内側のごく一部をフッ素樹脂製のへらですくったところ、新たに数十粒の粒子が見つかった。見つかった粒子は「0.01ミリ」ほど。小惑星「イトカワ」で採取できたものかどうかはまだ分かっていない。
JAXAの向井利典技術参与は、「大半が地球の物質と想像される」と記者会見で説明した。ただ、微粒子はまだ多くあるとみられ、向井技術参与は「個人的な意見を言えば、必ず(イトカワの物質が)あると思っている」と話した。
カプセル開封への世間の注目が高まったため、宇宙機構が作業について毎週月曜日に会見して説明することになった。初回の12日には、微粒子の効率的な回収方法を検討していることなどが説明された。

以上がYahoo!ニュースのまとめです。

ではそもそもなぜ3億キロはなれた小惑星イトカワまでサンプルを採取しに行かないといけないのか…。実は人類がこれまで採取したことのある地球以外のサンプルは月のみ。惑星や月などの大きな天体は気候などで変化してしまったために、そのサンプルを調べてみても太陽系が生まれた当時を知ることができないそうだ。ところが、小惑星はあまり変化せずに、惑星が誕生する頃の記録が比較的残っているとだろうと考えられていて、小惑星のサンプルは太陽系誕生の謎の解明に一歩近づくのではないかと考えられてる。

実は「はやぶさ2」のプロジェクトも企画されている。はやぶさ2は、生命の起源に迫れる可能性がある「有機物が豊富な小惑星」を目指す。表面の試料採取をした後、小惑星に物体を衝突させて直径5〜6メートルの人工クレーターを作り、底から試料採取し地球に帰還する計画だ。

今回のはやぶさ帰還は、帰ってきただけでも世界初の快挙なので、今後いろんな小惑星のサンプル採取と地球への帰還プロジェクトの先駆者として日本が先頭に立って開発してもらいたいですねぇ〜。いや〜コーフンする〜


はやぶさ最高!

2003年5月3日に打ち上げられた宇宙探査機「はやぶさ」が2010年6月13日に帰ってきた。絶望的なトラブルに見舞われたにもかかわらず、こうして地球に戻ってきたことはとてもすばらしいことだ。

どういうトラブルに見舞われただとか、事業仕分けで予算が削減されたことは後日語ることにして。

はやぶさが地球に帰る直前に2,3時間ほどかけて姿勢を整えて5,6枚写真を送ってきました。撮影された写真のほとんどが真っ黒な写真だったそうですが、最後の1枚には地球の姿が写っていました。

最後の1枚

わたくしのパソコンのデスクトップの背景はこれでございます。最後までやりきるはやぶさの仕事っぷりに感動しました。
この感動を伝えるためにいろいろ語らなければならないことがたくさんあります。



お前ら、俺の話を聞いて欲しい〜の♪(笑)


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